妊娠中・産後の骨盤ベルトの使い方
〜ママの身体を守る、大切なケア〜
骨盤ベルトの基本と役割
妊娠や出産を経たママの骨盤は、ホルモンの影響でゆるみやすく、腰や股関節に負担がかかりやすい状態です。
骨盤ベルトを正しく使うことで、次のような効果が期待できます。
骨盤ベルトを正しく使うことで、次のような効果が期待できます。
- 骨盤のサポート: 妊娠・出産でゆるんだ骨盤をしっかり支える
- 負担の軽減: 腰痛や股関節の痛みをやわらげる
- 姿勢の安定: 日常動作の安定と疲労感の軽減につながる
骨盤ベルトは、ママの体を守るための大切なケアアイテム。
これから「正しいつけ方」もわかりやすくお伝えします。
\この記事の内容/
「妊娠中」の骨盤ベルト
骨盤ベルトの必要性
妊娠中はホルモン「リラキシン」の影響で骨盤が緩みやすくなります。その結果、腰痛や股関節痛が生じやすく、姿勢の崩れも起こります。
骨盤ベルトを使用することで、骨盤の安定・姿勢の改善・腰痛の軽減が期待できます。
ベルトの選び方
- ・サイズ調整が可能なもの
- ・通気性の良い素材
- ・着脱が簡単でお腹を圧迫しないデザイン
※コルセットと骨盤ベルトは異なります。妊娠中はコルセット使用を避けましょう。
「産後」の骨盤ベルト
骨盤ベルトの必要性
出産時に開いた骨盤は、数ヶ月かけて自然に戻ろうとしますが、歪みやズレが残りやすい時期でもあります。
骨盤ベルトを活用することで、骨盤矯正・姿勢安定・生活の質向上につながります。

ベルトの選び方
妊娠中と同様に、以下のような点を確認して選びましょう:
- ・産後専用ベルトを選ぶ
- ・サイズ調整がしやすいもの
- ・動いてもズレにくい設計
基本のつけ方(産前・産後共通)
妊娠・出産を経てデリケートになった骨盤まわりをやさしく支えるために、正しい手順で骨盤ベルトを装着しましょう。
① ベルトの準備と位置の確認
- ベルトを輪にして準備
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- 骨盤の重要ポイント「大転子」と「恥骨結合」の位置を確認
- 大転子の見つけ方:恥骨から手のひら1枚分外側にずらして、足踏みすると動く骨が大転子です
② 仮止めまでの手順
- 輪にしたベルトを腹巻きや下着の上から「履く」ように装着(座って行うと安全)
- 大転子と恥骨を通るラインに合わせて軽く仮止め
③ しっかりフィットさせる調整
- 仰向けに寝て膝を立て、お尻の下にクッションを入れ、腰を20cmほど持ち上げる
- 太ももを内側に寄せるようにして骨盤を安定させる
- ベルトの根本を逆手で持ち、腰を揺らしながらたるみを引いて固定
- クッションを外してきつさを確認(足の付け根に手のひらが1枚入る程度)
④ 仕上げと最終チェック
- ベルトの後ろ側は、お尻の一番膨らんでいるところの高さにくるよう調整
- 座ってズレや締めすぎがないか確認
- ベルトの上からショーツを履いて完成
⑤ サスペンダー(妊婦さん向け)
- 妊婦さんの中には、おなかが尖腹(前に出ている)するとおなかが下垂して恥骨を上から圧迫されることで恥骨に痛みを感じるときに、サスペンダー式のものでお腹を持ち上げる(支える)ようにする方が楽な方もいます。
パパへのアドバイス
骨盤ベルトの装着は、最初は一人でやるのが難しい場合があります。パパが一緒にサポートしてあげることで、ママの体がより楽になります。
- ベルトを持って位置を確認してあげる
- 締めすぎないように声をかけながら装着
- 外すときもゆっくりサポート
まとめ
骨盤ベルトは、妊娠中・産後のママの体を守る大切なケアアイテムです。
正しい使い方と家族のサポートがあれば、ママは安心して日々を過ごせます。
当サロンでは、妊娠中・産後の体づくりをサポートするセラピーを行っています。お気軽にご相談ください。
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