ご予約

Vol.5|授乳とエネルギー消耗編

おっぱいって、こんなに体力使うの?
〜“母乳育児”は、目に見えない大仕事〜

はじめに

出産後、「赤ちゃんにおっぱいをあげる」ことが、こんなにも大変で、エネルギーを使うなんて…。
実際にやってみて初めて感じるママも多いのではないでしょうか。
今回は、授乳という“見えない大仕事”について。
ママの体がどう働いているのか、そしてなぜ「しっかり休んでいい」のかを、やさしくお話していきます。

母乳は、血液からつくられている

「母乳って、どこから出てくるの?」――答えはママの血液なんです。
  • 授乳のたびに「プロラクチン」が分泌
  • 血液中の水分・栄養が乳腺で母乳に変わる
  • 「オキシトシン」によって押し出される仕組み

つまり、毎回ママの体の中で“栄養を贈る奇跡の営み”が起こっているのです。

1日約750mlの母乳=500〜700kcalの消費

母乳育児中のママは、1日約750mlの母乳を作り出しています。
そのエネルギー消費量はなんと「500〜700kcal」――大人が1時間ジョギングしたのと同じくらいです。
見えないところで、体はずっとがんばっています。

出ていくのは、カロリーだけじゃない

母乳には赤ちゃんに必要な栄養がたっぷり詰まっています:
  • タンパク質(体の材料)
  • カルシウム・鉄分(骨や血液の材料)
  • ビタミン類(B群・A・D・葉酸など)

これらはすべてママの体から赤ちゃんへ。

だからこそ、水分・栄養・休養が「必須のケア」

母乳の約87%は水分
ホルモンの分泌にも「睡眠の質」が大きく関係しています。

  • 水分は+500〜1000ml/日を目安に
  • 食事は“自分のため”と思ってしっかり
  • 昼寝や仮眠も、積極的に取り入れて

ママの体も、赤ちゃんと一緒に育て直すつもりで。

授乳しているママ=体はずっと働いている

授乳は、じっと座っているだけに見えても、
ママの体の中はフル稼働状態です。
💬「家事を後回しにして、休んでもいい」
💬「ママが休むことは、赤ちゃんのためにもなる」
そんな風に、やさしく自分を受け止めてあげてくださいね。

家族にできること

  • 飲み物や軽食をさっと出してあげる
  • 赤ちゃんを抱っこして、ママが5分でも横になれるようにする
  • 「ありがとう」「がんばってるね」と声をかける

それだけで、ママの心はふっと軽くなります。

Me TIMEでは、授乳期のケアも大切にしています

肩こり・背中の張り・腰のだるさ…
授乳による体の不調に寄り添うセラピーを行っています。

💬「赤ちゃんと一緒に休みに来ました」
💬「少し眠れる場所がほしくて」

そんな気持ち、大歓迎です。

次回予告とリンク

📘 Vol.6|睡眠と疲労のギャップ
赤ちゃんが寝ているのに、自分は眠れない…。
そんな“眠れない理由”と“心と体の仕組み”をやさしく解き明かします。
▶ Vol.6を読む

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RETURN TOP
TEL ご予約