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Vol.1|産後の体の中で何が起きているの?

産後1ヶ月、がんばらなくていいんです。
~“寝てるだけ”に見えて、体の中はちゃんとがんばってる~

\この記事の内容/

はじめに

出産を終えたママへ。まずは本当に、おつかれさまでした。
命を迎えるという大きな出来事を越えたあなたの体は、いま、静かに、でも確かに「回復の旅」に入っています。
けれどその変化は、目には見えないものがほとんど。
だからこそ、「もう元気なはず」と思われたり、「動かなきゃ」と思ってしまったりすることも多いのです。

「もう元気なはず」「動かなきゃ」
―― そんな風に焦ってしまうこともあります。

でも、大丈夫。あなたの体は、何もしなくても、ちゃんと働いています。
今回は、そんな体の中のがんばりを、そっと一緒に見てみましょう。

子宮が小さくなるとき、内臓たちが戻ってくる

出産後、子宮はたった数時間のうちに、スイカほどの大きさからこぶしほどのサイズにまで小さくなっていきます。
その変化のなかで、妊娠中に押し上げられていた内臓たちが、空いたスペースに一気に戻ってくるんです。
でも…

骨盤はまだ、ふわふわでゆるんだまま

この時期の骨盤まわりは、まだ出産モードのまま。
靭帯や筋肉は緩みきっていて、内臓をしっかり支えるには少し心もとない状態です。
このタイミングで動きすぎると…

  • 骨盤が元の位置に戻りづらくなる
  • 子宮や膀胱が圧迫されて、尿もれや子宮脱の原因になる
  • 内臓の働きが乱れて、便秘や生理の不調につながる

これらは、のちの更年期の不調にもつながることがあります。
だからこそ「今、休むこと」が、未来の自分を守ることになるのです。

昔の「床上げ」は21日。でも今は…?

かつては「産後3週間で布団を片付けて日常に戻る」とされていました。これを“床上げ”と言います。
現代では、産後6〜8週間はしっかり休むことが望ましいとされています。
どんなに元気そうに見えても、体の中はまだまだ回復途中
「横になる時間」をたっぷり取ってくださいね。

授乳とトイレ以外は、寝てていい

「何もしてない自分」に罪悪感を持たなくて大丈夫。

ママは、赤ちゃんを育てながら自分の体も再生しているのです。
横になって重力を逃がし、温めて、静かに過ごす。
それが、産後の体にとっていちばんのケアです。

Me TIMEは、そんなママの味方です

「このままでいいのかな」「体もつらくて誰にも言えない…」

そんなときは、どうかひとりでがんばらないでくださいね。
Me TIME(ミータイム)では、助産師・心理カウンセラー・セラピストが、
「ちょっと話したい」「少し寝たい」の気持ちに寄り添います。
ここがあなたにとっての安心できる居場所になりますように。

次回予告

📘 次回:Vol.2|こころのゆらぎとホルモンの関係
出産後、涙が止まらなかったり、気持ちが不安定になったり。そんな“こころの波”には、ちゃんと理由があります。
次回は、ホルモンと感情のゆらぎの関係について、やさしくお話ししていきますね。▶ Vol2を読む

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